食品製造機械の開発最前線!コバードの効率化技術と品質向上の秘訣

2024/12/18

食品製造機械の進化が、食品業界を大きく変えつつあります。その最前線に立つのが、福井県坂井市春江町に本社を構える「株式会社コバード」です。

同社は、高性能な自動包餡機をはじめ、幅広い食品製造機械を開発・製造し、業界をリードしています。

本記事では、コバードが誇る革新的な技術や製品、さらには今後の展望について詳しくご紹介します。

株式会社コバードとは

坂井市春江町に本社を構えるコバード。従業員はおよそ110人。食品製造機械の開発・製造を手がけ、扱う種類は100を超えます

こちらが自動包餡機「マジックハンド」でございます。あんパン、カレーパン、肉まんを1時間に1万2千個生産することができます。

核となっているのはフィラーと呼ばれる成形の仕組み。具材が入ると瞬時に生地を羽で絞って包み込む、独自開発した技術です。

food-manufacturing-machine-filler

生地が50gだとすると、具を100g以上入れることができます。これは手作業ではまずできません。

人の手では難しい詰まった商品の大量生産も可能。大手生産会社や有名店を中心に利用され、コバードは自動包餡機市場の世界トップクラスのシェアを誇ります。

コバードの主力機械である「マジックハンド」

マジックハンドスマート MH-S

特に、自動包せい機の「マジックハンド」は、アンパンやカレーパンなどを1時間に最大1万2,000個製造できる高性能な機械です。

この機械の核となるのは、フィラーと呼ばれる独自の整形技術で、生地を瞬時に包み込むことで、手作業では難しい大量生産を可能にしました。

また、包あん成形機においては、日本初の機械化に成功し、職人の作業時間を大幅に短縮しました。

コバード株式会社の強み

コバードの強みは、高い技術力と豊富な経験です。自社独自の「切る」「伸ばす」「丸める」といったノウハウは、他の食品製造機械の開発にも活かされています。

また、顧客のニーズに合わせた製品開発も行っており、例えば、コンビニエンスストアでよく見かけるもちで包まれたアイスもコバードの技術が活用されています。

2025年モバックショウにて最新技術を盛り込んだ新製品を発表予定 

今年はイベントセミナーに参加致します。

特に、菓子パン工場を運営しており、ロボットや機械を活用した業務効率化に興味のある方は、有益な情報を得られるかと思いますので、ぜひご参加ください。


セミナーテーマ
菓子・パン工場向けのAI検査機及びロボットの最新提案

講師
株式会社エイアイキューブ 代表取締役社長 久保田由美恵様
株式会社三明       代表取締役社長 笠井茂様

セミナー構成
菓子パン工場向けのAI検査機及びロボットの最新提案

 

コバード株式会社の今後の展望

コバードは、今後も新しい技術の開発に取り組み、食品製造の自動化を通じて人手不足解消に貢献したいと考えています。

具体的には、ピザ生地製造装置で中小企業庁長官賞を受賞するなど、付加価値の高い商品開発にも力を入れており、無借金経営を続ける安定した企業です。

まとめ

コバード株式会社は、食品製造機械の開発・製造において高い技術力と豊富な経験を持つ企業です。

同社の製品は、国内外の大手生産会社や有名店に利用されており、高い評価を得ています。

今後も、新しい技術の開発や海外市場の開拓に取り組んでいく予定です。